小伝馬町の焼肉店は店内仕込みにこだわる

小伝馬町の焼肉店では、さまざまなメニューが「店内仕込み」となっています。店内仕込みというのは、その店のキッチンで作られたメニューのこと。いわゆる、レトルトや出来あいのものをお皿に盛り付けて提供するのではなく、自分達の店のオリジナルという意味です。そのため、店が開いていないときもスタッフは早くから店に入り、店内仕込みのメニューの作成を行っています。店内仕込みのメニューで日にちがある程度持つものはいいのですが、そうでない場合は常に仕込みを行っておかなければなりません。もし、在庫を切らしてしまった場合は「在庫切れです」とお客様に伝えることになりますが、できれば避けたいものです。



在庫切れというのは、お客様に一番ショックを与えやすいといわれており、仕込みが足りなかった証拠にもなってしまうのです。少々余るくらいの仕込みがほどよいのですが、これまでのデータを考慮しながら仕込みをしていたとしても、時には切らしてしまうこともあります。小伝馬町の焼肉店の場合は、キムチやナムルは店内仕込みで作られていることが多く、焼き肉に使うタレやドレッシングも店内仕込みが多くなっています。



店の個性を発揮し、この店に来ないと食べられないという希少価値を高めるためにも、店内仕込みのメニューは手間暇はかかってしまいますが、これからも続けていくのだと思われます。